肥満外来
肥満外来

肥満外来は、単なる減量目的ではなく、将来の重大な健康リスクを回避するための専門外来です。肥満は「生活習慣病の温床」であり、高血圧、糖尿病、心血管疾患、さらには一部のがんのリスクを高めます。
BMI(体格指数)
体重(kg) ÷ 身長(m)²で算出します。
単純性肥満(約90%)
食べ過ぎや運動不足、生活習慣の乱れが原因です。
症候性肥満
ホルモン異常(甲状腺機能低下症やクッシング症候群など)や遺伝性疾患が原因であり、正確な鑑別診断が必要です。
栄養指導
管理栄養士が、極端な制限ではなく「持続可能な食習慣」を提案します。
運動療法
有酸素運動に加え、基礎代謝を上げるための筋力トレーニングを段階的に導入します。
行動療法
食事日記や自己モニタリング(認知行動療法)を通じて、リバウンドを防ぐ習慣作りを行います。
薬物療法
専門医の指導下で、食欲抑制効果のある薬や脂肪吸収を抑える薬(GLP-1受容体作動薬、ウゴービ、ゼップバウンドなど)を適切に使用します。
睡眠中に10秒以上の無呼吸・低呼吸が、1時間あたり平均5回以上(AHI≧5)認められる状態です。
症状
激しいいびき、夜間の息苦しさ、起床時の頭痛や熟睡感の欠如、日中の強い眠気や集中力低下。
原因
肥満による喉まわりの脂肪沈着、あごが小さい(小顎症)、扁桃肥大などの物理的な気道狭窄が主な要因です。
簡易検査(自宅)
指先や鼻下にセンサーを装着し、2晩測定します。
精密検査(PSG)
簡易検査で確定できない場合、入院して脳波を含む詳細なデータを取得します。
CPAP(シーパップ)療法
マスクから圧力をかけた空気を送り込み、物理的に気道を広げる標準的な治療法です。
マウスピース療法
下あごを前方で固定し、上気道を広く保つ方法で、軽症の方に適しています。
糖尿病療養指導士の資格を持つ管理栄養士が、患者一人ひとりの生活背景や嗜好に合わせた「オーダーメイド」の指導を行います。
治療の開始時に、年齢や身体活動レベルに基づいた総摂取エネルギーの目安を定めます。
目標体重の目安
65歳未満は「身長(m)² × 22」を基準とし、高齢者の場合はADL(日常生活動作)やフレイルの状態を考慮して個別に判断します。
エネルギー係数(kcal/kg)
バランスの最適化
三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)を適切な比率で摂り、ビタミン・ミネラルも欠かさない「健康食」を目指します。
特殊な手法の活用
食事療法は特別な制限食ではなく、食事の偏りを改善し、合併症(失明や透析など)を防ぐための「糖尿病治療の根幹」となります。
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